「前半、序盤は(U-21)東京ヴェルディさんにかなり押し込まれる時間がありました。準備してきたことはある程度選手が実行してくれましたが、そういう時間も僕らが準備してきたこと以外に選手がピッチの中で考えて、少し変化させて我慢してくれた結果、前半のうちにセットプレーで1点を取ることができました。
その後、追加点を取れる場面は何度もありましたが、そこについて選手には今、『打てたことがまずは俺らの成長で、そこからの精度をまた来週から取り組んでいこう』と伝えました。
後半はセットプレーからゴールを決められ、PKのシーンもあり、そこは『個人の成長はもっと必要だね』というところも選手に伝えました。しかし90分を通して、選手たちは意図的にチャンスも作ってくれましたし、意図的にボールを奪うこともできました。僕は今、毎日選手と一緒にいますけど、そういう環境でも変化を感じられるくらい、今日はいい試合ができたと思います。だけど忘れてほしくないのは、試合なので、“勝ち点3”というところにはこれからプロになる上ではもっとこだわっていってほしいということです。
繰り返しになりますが、『僕らは今、成長してもっと上を目指す。そこに力を注いでいこう』と伝えました」
【質疑応答】
(今日は2,000人を超えるファン・サポーターが来場し、選手たちのプレーで声援をつかんだ印象もあるが?)
「プレーもですが、彼らが120パーセントを出している姿で今日スタジアムに来てくれたみなさんの心を揺さぶることができたのではないかと思います。もちろんそこにも質が伴っていて、最後に決める、1対1で止めるところでやられた部分はありますけど、それまでの過程を僕が外から見ていて、きれいだしスマートで、そこに僕は満足しています」
(勝ち点にはつながらなかったが、選手がハードワークして、いいシーンをたくさん作っていたと思う。監督は『チャレンジ&チャレンジ』を大事にしているとおっしゃっていたが、この2節で『チャレンジ&チャレンジ』に対する選手の評価は?)
「そこも、選手はいつもベストを尽くしてくれていると思います。その中でも選手に伝えたのは『今日いいプレーをしたから、次のU-21 ジュビロ磐田戦でもいいプレーをしよう、そんなに甘くないよね』ということです。明日のトレーニングから全力を尽くして、ネガティブなことはひとつもなかったと思いますが、『この悔しさを試合ではなく日々のトレーニングで発揮していこう』、それだけは選手に伝えました」
(U-21 浦和レッズは天皇杯に出場した和田武士選手以外はトップチームでの出場経験のない集団だが、U-21 東京VはJ1でも試合に出たことが何度もある選手もいる、高校生がほとんどいない構成だった。こういう経験や差がある中でこれだけやれたことや、こういう対戦ができるU-21 Jリーグの意義については?)
「リーグの意義は、若手選手の試合経験の場だと思っています。そこは浦和レッズとしても変わりません。でも、浦和レッズの場合はトップチームから今日のように(和田)武士が参加することもありますけど、基本的にはユースの選手や下からのストレッチを目的としていて、それが将来の浦和レッズを担っていくと思っています。
各チーム、捉え方は違うとは思いますが、浦和レッズは基本的に、今日も平均年齢が17歳、そういうメンバーでチャレンジしていきます。先ほど言った『チャレンジ&チャレンジ』にはそういうところもあると思います。だけどピッチに立ってしまえば、プロとして年齢は関係ないので、フットボールで勝負する、それだけだと思います」
(試合中に選手が慣れていくところも感じられたのでは?)
「特に前半はそうでした。相手のプレスやスピードに慣れるまでは、マイボールにした後にすぐ奪われたりすることもありました。だけど時間が経つにつれて、準備してきた形にうまく持ってきて、そこからは選手のクオリティーを発揮して、落ち着いてやれば絶対にみんなの力を出せると思っていました。
もちろんスピード感はあるかもしれませんけど、ボール保持やそこからのチャンスはいくつもできたと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア】